学校の健康診断 Checkup

学校で行う寄生虫検査は、「糞便検査」と「蟯虫卵検査」とに分けられます。この検査は、よぼういがく協会設立当時から40年にもわたり実施してきました。以前に比べて少なくなった寄生虫感染ですが、食生活や生活環境の変化により海外由来の寄生虫の増加や一度減少した寄生虫の増加と問題は多様化しています。

糞便検査 便を用いて回虫・鞭虫・横川吸虫などの腸管寄生虫卵の有無を検査するものです。
方法:セロファン厚層塗抹法
蟯虫卵検査 肛門の周りに産卵された蟯虫卵の有無を専用の採卵紙を用いて検査するものです。
方法:セロファンテープ2回法

尿検査

学校検尿は「腎臓病」と「糖尿病」を早期に発見するため、学校保健安全法により実施が義務づけられている検査です。検査は一次検査・二次検査を経て必要であれば医療機関で最終判定となるように実施されることが重要です。
よぼういがく協会では、日本学校保健会が定めた管理指導表を精密検査対象者へ送付して、確実に医療機関を受診するようフォローアップ体制を確立しています。フォローアップ体制により、腎臓病の早期発見と糖尿病における長期予後の向上に大きな成果を上げています。

検査項目

  • 尿蛋白・尿潜血(腎臓病検診として)
  • 尿糖(糖尿病検診として)

フォローアップ体制一次・二次検査の結果、要精密検査の対象となった児童・生徒に対し学校生活管理指導表等を発行して、確実に医療機関へ受診するよう勧めています。受診した児童・生徒の検査結果から診断を確定した医師が管理指導表へ記入、各学校・各家庭へ返送します。これをもとに学校・家庭と一貫して生活管理を行うことができます。

心臓検診

学校での体育授業中、あるいは部活動中の心臓突然死という思わぬ事故を耳にすることがあります。この心臓検診は、子どもたちが安心して楽しく学校生活を送ることができるように、心臓突然死の予防と心疾患の早期発見を目的として実施しています。1995(平成7)年に学校保健法(当時)が一部改正され、小学生・中学生・高校生の各1年生全員を対象とした心臓検診が義務づけられました。
よぼういがく協会では、小学生の中間学年である4年生を対象に加えるなど、複数学年での実施を呼びかけています。突然死は加齢とともに増加するといわれており、不整脈の出現頻度も学年が上がるとともに上昇します。心身ともに成長が著しく運動量も増す小学校の中間学年で心臓検診を実施することは非常に意味のあることです。

一次検診 調査票、標準12誘導心電図検査、依頼により2点心音図検査、血圧を追加
二次検診 専門医による聴診、必要に応じて安静心電図・簡易運動負荷・心エコー図を実施
A方式:一次検診から二次検診まで実施
B方式:校医が抽出した対象学年以外の生徒に対して二次検診のみ実施
C方式:一次検診のみ当協会で、二次検診は医師会などで独自に実施
*ほとんどの学校でA方式による検査を実施しています。